イタリア製 1800年 バイオリン4/4 Giovanni Battista Ceruti製作者 Giovanni Battista Ceruti (1756-1817)G.B.チェルーティ（1756-1817）はクレモナから北東へ320km、オーストリアとの国境近くにある小村、セストに生まれました。 記録によると、彼は1786年に家族を連れてクレモナに移住したとされています。当時チェルーティは布商人を生業とし、商売をするために大都市のクレモナにやって来たのです。商人という仕事柄、異業種との交流が容易であったことは明白であり、ごく自然なかたちでバイオリン製作者らとの親交を築き上げたと考えられます。そしてこうした交流がきっかけとなり、ついに自らも弦楽器製作の道へと進んだというわけです。 彼はこれまで、クレモナ派の製作者ロレンツォ・ストリオーニ(Lorenzo Storioni)の下で技術を学んだとされてきましたが、近年では、ストラディヴァリの後継者的な存在であったベルゴンツィ兄弟(Brothers Bergonzi)の影響が色濃く表れているという説が、研究によってわかってきています。仕様： 4/4サイズ、古いですが状態の良いバイオリンを出品します。調節済みですぐに演奏可能です。クラックはありません。 美しく深い音色、イタリアの卓越した弦楽器製造者による音質。 大変良く調整されており、４弦のバランスと迫力ある音量に驚かされます。温かな響きと伸びのある美しい音色をもっており、演奏が楽に感じられる楽器です。 表板：良質なスプルース。 側板：裏板と同じ材質のメープル 指板・テールピース・ペグ：黒檀 長さ：35,5 cm / Upper bout 168 mm / middle bout 110 mm / lower bout 205 mm / string 328 mm